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2009/04/27

スローだが着実な経営

4年前からお付き合いしている企業の幹部役員のMTGに

出席。

社長が、新入社員と中途採用について、悩みを打ち明けていた。

自分が気に入った人間ばかり採用していると、非常に偏ってしまう。

非常にアグレッシブな野心家ばかりの集団になってしまう。無口でも

こつこつこなしていく社員もほしい。

けれど、面接では非常に見極めが難しい、と。

 

私なりにというか、人って、得意なことに関しては、多少なりとも饒舌になる

であろうから、そういうことを質問していくのも手ではないか、と。

その時、その答を見るというより、答え方、しぐさ、ポリシーを知ることで

その人の個性がわかるかもしれない、と。

まあ、でも人間が人間を見るときほど、難しいものはないですね。

永遠の課題であるけれども・・・。

 

しかし、この企業が、人事のことや採用に関して

余裕もって話ができるようになったのは、感慨深いなと感じました。

スローであるけれど、しかし着実に企業が成長している、という実感が

湧きます。

 

私は、MTGしながら、そう感じました。

 

2009/04/25

米国投資銀行それから韓国の経営者

昨日は、上場企業の取締役会に出席したあと、

そのまま東京へ戻り、その足で、ある方のご紹介で

米国投資銀行の方と初面談。

日本の漫画、アニメキャラなどのコンテンツ業界のことで

話が盛り上がる。少しいろいろなスキームを考えることに・・・。

(でも、これは本当に面白いスキームができる。)

 

そのあと、お付き合いしている韓国人の社長と某証券会社の

取締役のお引き合わせ。

もともと、この韓国人経営者、弊社のアドバイザーしていただいている

延氏からの紹介。その延氏も同席。ちなみに、何度も話をしていますが

現在は民間人。昔は、代議士(幹事長)秘書。新聞の政治欄を読むくらいなら、

彼に聞くべし。

 

韓国人の経営者は、KOSADAQ上場企業の元オーナー。

お2人の話を聞いて、ひとつうなずいた。それは、経営者として

あるべき姿勢のひとつに、雇用される側の立場、心情を肌をもって

知る、ということ。体験する重要性だった。その会社に勤務して

生計を立てる、ということが、ややもすると経営者になると忘れがちと

なる、これはいけない、と。

 

ひとりは、上場企業まで自分の企業をもっていった方、もうひと方は

一時期は、政治のいわば頂点に近いポジションで、仕事をしてきた

方。

非常に面白かった。

 

 

 

 

 

2009/04/23

芸能人な人々

昨日、飛行機に乗るときの手荷物検査の横に、俳優の江口洋介がおりまして、

今度は飛行機降りて、ご飯でも食べようと、うろうろしていると、芸人の宮迫を目撃。

今日は、ニュースで草なぎ逮捕見るし・・・

 

何かよくわかりませんが・・・芸能人な人をよく見る日でした。

 

大昔、私エキストラで、たまに出ていた時に、よく顔あわせるおじさんがいたのですが、

今も、たまに、テレビで拝見します。

 

ああ、がんばっているな・・・と。

 

もうすぐ、サイモン&ガーファンクルが来ますね。行くことになりました。

コンサートは久し振りです。

 

数年前に、ビリージョエル行きましたが、よかったです。クラプトンは、なんだか

事務的でつまらんかったが・・・。

 

2009/04/22

経営者は、裸になれるか

一番の困難に陥ったとき、そこに経営者の器をみることができるかもしれない。

 

最後まで、本当のことが言えず、落ちぶれるタイプ。

ある種開き直って、土下座しようが、何しようが、恥も捨てて裸になるタイプ。

自分に対して、あまりに責任感を感じ、自分を究極に追い込み、いなくなってしまうタイプ。

 

さまざまですが、これは経営者に限らず、人間、究極に追い込まれたとき、

どんなふるまいをするかで、後々の道が決まるのではないか、と思います。

 

やはり、裸になることが、一番重要な気がします。それだけ、正直だからです。

 

ところで最近、ユニクロのオーナーが書いた本を飛行機の中で、読んでおりました。

そこに書かれてあった印象的な言葉ありました。(正確に覚えていませんが)

それは、自分の父親は商売をやっていたが経営をやっていなかった、と。

株式公開を意識したとき、それを感じたということだった。

それは、事業計画を立て、予測し、間違っていれば修正し

軌道を変える、これこそが経営である、と。

儲ける、それだけでは、ただの商売であり、経営でないと。

 

ベンチャー企業の多くは、商売上手な方が多いが、それが経営になっているとは

限らない、ということが大いに言えるのかもしれません。

 

 

 

 

2009/04/21

ビジョンが明確な企業は、成長企業

ここ数年お付き合いさせていただいている企業の役員会に出席。

ベンチャー企業です。

対外的な予算どころか、強気な社内目標も超えて、ここ数年の

中で、売上、利益が最高になりました。

100年に一度の不景気の中、りっぱな成績です。

株式公開のハードルには、若干時間を要するかもしれませんが

それでも、立派だと思います。

 

ここは、ことあるごとに社長が、我々がなぜこの商品、サービスを

社会に向けて売るのか、を社員に向けて熱く語ります。

単純になんぼ、儲かるねん、ではありません。

そして、この業界の地位向上を図るために、どんなサービスを提供すべきか、

また売るとなったら、なぜこれが必要なのか、を社員がお客様に、せつせつと

訴えて販売しているようです。

 

パブリックカンパニーとは何か、社会に必要なものを売るとは何か、を

この会社なりに考え、そして経営者は社員に訴えています。

哲学というか、ビジョンというか、理念というか、表現はどうであれ、

やはり、ベクトルを一つにする努力というのを、この経営者が、もくもくと

進め、そして徐々にであるけれども、会社が少しずつ強くなっている姿を

みると、非常に勉強になります。

 

私は是非この企業が、どんなことがあっても上場してほしい、と切に願います。

 

 

 

 

2009/04/21

ビジョンが明確な企業は、成長企業

ここ数年お付き合いさせていただいている企業の役員会に出席。

ベンチャー企業です。

対外的な予算どころか、強気な社内目標も超えて、ここ数年の

中で、売上、利益が最高になりました。

100年に一度の不景気の中、りっぱな成績です。

株式公開のハードルには、若干時間を要するかもしれませんが

それでも、立派だと思います。

 

ここは、ことあるごとに社長が、我々がなぜこの商品、サービスを

社会に向けて売るのか、を社員に向けて熱く語ります。

単純になんぼ、儲かるねん、ではありません。

そして、この業界の地位向上を図るために、どんなサービスを提供すべきか、

また売るとなったら、なぜこれが必要なのか、を社員がお客様に、せつせつと

訴えて販売しているようです。

 

パブリックカンパニーとは何か、社会に必要なものを売るとは何か、を

この会社なりに考え、そして経営者は社員に訴えています。

哲学というか、ビジョンというか、理念というか、表現はどうであれ、

やはり、ベクトルを一つにする努力というのを、この経営者が、もくもくと

進め、そして徐々にであるけれども、会社が少しずつ強くなっている姿を

みると、非常に勉強になります。

 

私は是非この企業が、どんなことがあっても上場してほしい、と切に願います。

 

 

 

 

2009/04/19

形式でなく中身・・・でなく意識(株式公開準備において)

株式公開において、形式基準があり、またそれが形式だけに終わっていないか

どうかを見るのが、審査です。でも、その公開準備において、伏線で流れているのは

経営者の意識です。

 

形式をそろえるだけでも、一苦労ですが、それが本当にオペレーションで

まわっているかどうかが、重要です。

しかし、それには、どうしても経営者の意識が反映されます。

オペレーション(組織)を動かすというのは、経営者がそれなりの指揮をやらなければ

到底無理です。

しかも、その意識が「「やっつけ」であったり「形式だけ揃えておけ」とかいう意識だと

困ります。

仮に公開審査でうまくいっても、結局公開時にぼろがでるものです。

上場企業でも、いまだにコンプラやガバンナンスで不祥事が起きるのは、

結局、組織としての意識、オーナー企業であれば、オーナー経営者の意識に

問題があるからです。

「儲かって何が悪い」というセリフが、どこかの記者会見でありましたが、この意識で

上場されたら(そういうのに限って、業績良かったりする。周りも通そうとする雰囲気もでる)

結局、被害をこうむるのは、投資家になります。

 

以前にも書きましたが、どんなに規則きまりを作っても、人間の心までは縛れません。

ですから、経営者の意識が低ければ、タイミングの差こそあれ(未上場時で発覚するか、

公開してから明るみに出るか)、いずれ問題に、へたすれば事件になるでしょう。

 

そういった意味では、経営者はもちろん、株式公開を目指す経営者を支える、内部・外部の人は

もっと経営者に対して、あらためてパブリックカンパニーになる、とは何か、を一緒に考え、また

時に経営者に対して、啓蒙する努力を怠ってはいけない、と思います。

(もっとも、経営者が聞き入れてくれないなら、覚悟して辞めるかどうか、です。)

 

 

 

 

2009/04/17

経営者のバランス感覚

私個人的に、この世に真理があるとしたら、すべて真中にある、と思っています。

なんと言ったらいいのでしょうか、右でもなく左でもなく、真中。この世は全てバランス

が重要、バランスを保つには、真中を支点にしないと傾いてしまう・・・。

人間の体も、疲れたら休もうとするし、経済の波もいつまでも上昇、

いつまでも下降、となりません。

結局、バランスを取ろうと、上昇したら下降へ、下降したら

上昇へと向かいます。

 

このバランス、経営者には重要な気がします。

時に、右に振れる左に振れる、は、ありですが、いつまでも

右、いつまでも左だと、いい時はいいですが、悪いとそのまま

落ちていきます。

会社の組織で、営業と管理は、ある種、対じするものですが、

どちらか片方しか機能していないとしたら、その企業は、

遅かれ早かれつぶれるでしょう。

やはり、バランスは重要です。営業で稼いだ金が管理されて

なかったり、管理を無視して営業したり、は、ありえません。

 

経営者は、この組織の長です。

これをうまくコントロールできないのなら、相当ないびつな状況に

陥るでしょう。存続するならまだしも、それすら危ぶまれます。

経営者は、そういった意味では、バランス感覚は重要じゃないで

しょうか?

 

 

 

 

2009/04/12

感動した企業のキックオフミーティング!

私が役員を務める企業の、2009年度「キックオフミーティング」が先週末に開催されました。

社員ざっと100名を超える企業ですが、そのほとんどが女性という企業。

フェブリナ、という化粧品の上場会社です。

 

それよりも、久し振りにというか、感動の面持ちでそのキックオフを見ておりました。

一言でいえば、企業の一致団結力、あまりに強烈でした。

社長が、今後の戦略かくあるべし、と話す間、社員は真剣に全員ノートにメモをとり、そして

社員の仲間が、前期の活躍で表彰されるときには、仲間が一緒になって喜び、時に

うれし泣きする光景。

 

経営陣から一人一人の社員に至るまで、会社というコミュニティを通して、周りに感謝し、そして

自分の仕事にベストに尽くす、という、ある意味非常に理想的な組織を垣間見れた

ような気がしました。

 

最近は、人間関係が疎遠になるなか、今を生きる若年世代である私には

ある種ショックすら覚えました。

 

経営は、宗教だ、ともおっしゃる方もいますが、確かにそれくらいのものがなければ

大きな組織では、ベクトルを同じくして、進むことはできません。

私が、以前いたCSKも当時、大川さんというカリスマ経営者がいて、ぺいぺいの

私すら、非常に影響がありましたし、今も多少なりともあります。

それは、まさに、宗教に近い強烈なものでした。(余談ですが、社員全員集めての

ボーナス支給式を見たとき、(横浜パシフィコ貸切!)、教祖様を囲む会のように見えてました・・・。)

 

多くの企業規模に比べれば、まだまだ発展途上の企業かもしれませんが

ある種の底力を感じました。と、同時に、形式的に企業を見ていて、

現場を見ていなかった、自分にも少し反省をしました。数値に見えない

企業の底力が、ここにあるのか、と。

 

たくさんの企業を見てきましたが、もっと企業をきちんと見なければ、と

反省しきりと、感動すら覚えた企業こそ、やはり永続し、今後その強みを

もっと発揮していただきたい、と思いました。

以下、ミーティング後のパーティーの様子を写真にて。

Image094.jpg

2009/04/09

経営者の感性  

現在のような経済状況の時、社員を削ったり、コストカットすることは

簡単ですが、社長が自身の報酬を削減する決定を出すのは、ありそうで

なかったりします。

この判断は、経営者としてのひとつの感性ですね。

(当たり前だと思われる方もいると思いますが、意外とこれに手を出す

 方が、案外少なかったりする。)

 

私自身も少し経験がありました。あまり自慢になりませんが。

会社がその昔、窮地に陥ったとき、最初に自分の報酬削減に手を加えました。

経営者として当然責任がある、と判断したからです。

 

先日も、ある上場企業の社長と話をしていて、業績結果の責任を取り

その報酬を、半分にした、という話を聞きました。その次に、削減の割合を

少し減らして、他の役員、部長と、報酬を下げたそうです。

実に当たり前、の話ですね。

 

以前勤務していた上場企業も、業績悪化による責任を明確にするために

その社長は、半年無給、他の役員30%削減ということを打ち出していた

ことがありました。

 

企業が厳しい状況になった時に、まず経営者自身がどこまで、自分を

追い込めるかが、その後のその企業の運命を決める、といっても私は

過言ではないと思います。

 

こういう感性を経営者が持っていなかったら、その企業は危ない、と

みるべきでないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

2009/04/06

資金調達の要請

複数の企業より、資金調達の依頼がありました。

このご時世、なかなか正直厳しいものを感じますが、しかしながら

本当に新しい価値を提供する企業であれば、この芽をつぶすわけにはいきません。

 

企業の状態で言うなら、シード、スタートアップ、ミドル、というところでしょうか?

 

シードは、これは海のものとも山のものともいえない・・・・ジャンルでいうと、携帯を

活用した、エンターテイメントサービスですね。

スタートアップは、セキュリティ関連企業です。すでに技術は確立しています。

国内企業ですが、海外のお上(国の公安関連)が顧客です。

ミドル・・・これは、コンテンツ開発企業。技術、開発力、申し分なし。調達というより

譲渡なんですけど、小粒ですが、しっかり利益がでています。あとはお値段かと。

 

逆に投資家で、上場企業に資金を出す方もいらっしゃいます。

投資規模は、10億円~50億円ほど。

 

それから人材に関しても、経理周りの人材1名おります。

 

ご興味あれば、ご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2009/04/06

春はあけぼの・・・

桜がすっかり開く季節になった。

公園に咲くさくらの花びらにじっと目を凝らす彼女。

「ねえ、ねえ、見て、すごくきれいよ。」

もう、それなりの年齢にいっているのに、僕だけに見せる

その少女っぽさに、思わずにんまりしてしまった・・・。

 

春の日差しを受けながら、花にはしゃぐ彼女を見て、

こうやって、一生続くのかな、と遠い未来のことを考えてみた。

僕は、疲れて、ベンチに腰をおろし、あちこち歩き回る向こうの彼女に、

時々手を振りながら、春の日差しに佇んでいた。

 

出会って、数年の月日が経った。「そろそろ、思い腰を上げないと・・・」

ひとりでそうつぶやいた。

春は、人の心を何かの決心に追い立てる季節かもしれない・・・。

 

なんていう、小説ってだめですか?(笑)

以上 妄想小説家がお送りした、「春はあけぼの」(角川文庫←ウソです。)でした。

スイマセン、くだらなくて・・・。たまには、こんなブレイクもいいでしょう?

さくら.jpg

2009/04/03

社訓 企業の本質と行動基準

社訓.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある企業の名刺の裏に書かれてある社訓です。

朝礼の時に唱和しています。

この企業は、社長が常にこれを原点に行動しろ、と口すっぱく社員に

言い聞かせています。

表現は少し抽象的ですが、ただ自分のための目先の利益だけを

追及せず、顧客のためにどうしたらよいか、を真剣に考え、

公明正大に、そしてその目的が果たせるまで諦めず、常に

行動しろ!との経営者の思いが入っています。

 

この企業、数年前まで結構大変な時期が続きましたが、こんな不況に

関わらず、しっかり利益を出せる体質になりました。社長が代わり、

この社訓ができたと同時にです。

 

ジェームズ・C・コリンズ/ジェリーポラス の経営書「ビジョナリーカンパニー」

一時期飛ぶように売れましたが、まさに、企業としての姿勢を具体的に示す(=ビジョン)

重要性を説いています。

大昔、VCにいたとき、私も相当数の会社を見てきましたが、卒業してひとつだけ悟ったのは

(その当時ビジョナリカンパニーの本はありませんが)ビジネスプランに書かれてある、

経営者のビジョン、理念が、具体的に(へたでもいいから)自分の言葉で書かれいるのは

非常に重要だと思ったことです。

そのような印象に残った企業は、今も生き残っています。

 

 

 

 

2009/04/02

サーバーの保守メンテには、この会社

勝手ながら、とある企業の宣伝です。

サーバーの保守運営に関して、お困りの方は

こちらのスカイアーチネットワークスさんへ、是非

ご連絡ください。

http://www.skyarch.net/

たまたま弊社アドバイザーで、IT専門家の大嶽氏(セコム情報通信元社長)の

案件先にも、お話を進める予定です。

ここの企業の常務は、私がいたCSK-VCの時の先輩が

所属しております。この先輩は、一度IT系企業で、上場を経験されています。

今、また新たなIT系のベンチャーのサポートを行っております。

それよりも、ここの企業のサーバー保守メンテの姿勢が素晴らしい。

価格も比較的リーズナブルですが、中堅企業でサーバーメンテに

お困りのところは、うってつけだと思います。(ご質問あれば、私にお伝えください。)

 

ちなみにこの企業の社長は、25歳で起業されて、今33歳。

かなり地味にこつこつ、真面目に業務に取り組んでいるそうです。

いいですね、きらりと光る企業。

 

 

 

 

 

 

2009/04/01

中国でベンチャー企業向け株式市場の誕生

昨日、中国政府が、ベンチャー企業向け株式市場の創設を

発表したようです。

(上海にいる一緒にお仕事している方が、教えてくれました。)

大丈夫か!東京証券取引所マザーズ!!!そのうち、抜かれたりして・・・。

 

今年、日本で上場する企業は、せいぜい2,30社くらい、と言われています。

(ピーク時が200社ですから、もうほとんど、死に体状態ですね。)

アメリカに端を発した世界恐慌なのに、日本が一番ダメージくらって

どうするんでしょうか???

この国は、結局、ビジョンもない、何にもない、異常にリスクに過敏反応する

サラリーマン国家になってしまっていますね。新しい価値を創造しようとする

企業を育てよう、という気概を、まったく感じません。

そもそも異質を嫌う民族だからでしょうが、さらに、今の環境は、

潜在力を持った企業をつぶしにいっているような気がします。

内部統制も、その典型でしょう。

 

とある大手監査法人の代表を務めた方が、食事しながら、内部統制について

「あれは、何か意味があるのかね?」と、自問自答しておりましたが・・・、

大丈夫ですか?

 

今、みんなが下をうつむいています。こういうときにこそ、夢あるベンチャー企業の

出番ではないか、と思うのです。

がんじがらめに、押さえつけてどうするつもりなのだろうか、と。