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2008/07/29

IPO(株式公開)と人材

恐らく今年は、過去10年で最低の株式公開企業の数になると予想されています。

ところで、最近よく相談されるのが、監査役の人材の依頼です。

一昔前は、いるだけで・・・とは言いませんが、極端に実質的な要求をされることは、ほとんど

ありませんでしたが、最近は、実際の監査が十分に実施されているか、を問われることになり

ベンチャー企業の経営者の方々が、何をどのようにやるべきか、ということを

聞かれることがあります。あるいは、その経験者を求めて、私のところにご相談されるケースが

かなり増えてきています。

監査それ自体、難しいことではありませんが、とりわけ、「十分」に監査が行われているとは

実際どういったものか、基準が曖昧ゆえ、資料も調書もどこまで揃えば良いか、わからないようです。

 

株式公開のためのCFOの人材なんかは、さらに不足状態。

逆に言うと、優秀なCFOをもつ企業は、非常に恵まれている状態ではないでしょうか?

コストも高いですが、その前に見つけるだけでも大変、という状況です。

 

これに、内部統制、監査法人の監査報酬の値上げですから、コスト面だけみると

ベンチャー企業は踏んだり蹴ったり、という状況です。

 

この国は、一体どこを目指そうとしているのか・・・。