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2009/07/03

監査役とキャピタリストと役員と

ソフトウェアダウンロードサイトを展開する、とある上場企業の

監査役の友人と、お付き合いしているキャピタリストに、お手伝いしている企業の

執行役員と夜、会食。

単に自分の知り合いを、お引き合わせして食事した、といえばそれまでです(笑)

 

元は監査役とキャピタリストさんが、以前同じ職場だったということだったので

お引き合わせするのが目的でした。

ただ実際は、あらぬ展開で、もっと生々しいお話でした・・・・汗

特にキャピタリストのKさん、すみません!!!

 

しかし、男同士で、4時間近く、居酒屋で、ひたすらお仕事の話。

これが女性だと、おいしいお店の話、洋服の話、なんでしょうけど、

そういった意味では、ここで食事した男友達は、本当にまじめな面々です。

 

IPO ベンチャー M&A コンサルティング アイ・コーリング

 

 

 

2008/07/29

IPO(株式公開)と人材

恐らく今年は、過去10年で最低の株式公開企業の数になると予想されています。

ところで、最近よく相談されるのが、監査役の人材の依頼です。

一昔前は、いるだけで・・・とは言いませんが、極端に実質的な要求をされることは、ほとんど

ありませんでしたが、最近は、実際の監査が十分に実施されているか、を問われることになり

ベンチャー企業の経営者の方々が、何をどのようにやるべきか、ということを

聞かれることがあります。あるいは、その経験者を求めて、私のところにご相談されるケースが

かなり増えてきています。

監査それ自体、難しいことではありませんが、とりわけ、「十分」に監査が行われているとは

実際どういったものか、基準が曖昧ゆえ、資料も調書もどこまで揃えば良いか、わからないようです。

 

株式公開のためのCFOの人材なんかは、さらに不足状態。

逆に言うと、優秀なCFOをもつ企業は、非常に恵まれている状態ではないでしょうか?

コストも高いですが、その前に見つけるだけでも大変、という状況です。

 

これに、内部統制、監査法人の監査報酬の値上げですから、コスト面だけみると

ベンチャー企業は踏んだり蹴ったり、という状況です。

 

この国は、一体どこを目指そうとしているのか・・・。

 

 

 

2008/06/11

上場企業の監査役

昨日は、JASDAQに上場している企業の監査役と食事でした。お互い、新興市場企業の監査役を勤めており、いろいろな意見交換をさせていただきました。

もともとお互い監査役になる前からの、知り合いで、むしろ昔は一緒に協力してお仕事をした仲でもあります。もっとも、仲というと同年齢にイメージされるかもしれませんが、自分の父親と変わらない年齢です。

以前いた世界が、同じ証券、金融の世界だったもので、話も弾みましたが、そこで印象に残っていたお話が、その方の夢、でした。

実は、1級船舶の免許をお持ちで、それゆえ、大きな海原でクルーザーのって・・・なんて夢を語っておられました。いくつになっても、夢を持つって大事ですよね。

そんな夢をお持ちの方が、一言私に「あなたもクルーザーに乗れるくらいの、あるいは所有するくらい、ビッグにならなきゃ」という励ましをいただきました。

がんばります!(笑)

 

 

 

2008/05/23

監査役として

昨日は、監査法人との打ち合わせ。また会計監査、および、業務監査について、他の監査役と意見交換。

最近あるベンチャー企業の監査役監査に関して、アドバイスを求められ、細かい実務的なアドバイスを行いました。

ここ最近、監査役に対する責任が大きくなりつつも、それでいて、なかなかその業務を理解されていない、ということが多いです。

悲しいかな。

皆さんの企業の監査役の動きに、注目していただきたく思います。

 

 

 

2008/02/29

監査役(監査役会)

上場企業の監査役を兼務している関係上(大会社かつ委員会を設置していない)、監査役会に当然ながら出席します。

監査役も以前に比べると、責任も重くなっており、その役割はますます重要になってきています。企業の不祥事を防止するという意味において、特に昨今、重要な役割を担っている、といえます。

しかし一方で十分に機能をしていないという指摘もあります。

本来監査役は、取締役の業務遂行にあたり違法行為に対して防止する、という責任があります。しかしながら、社外監査役の場合ですと、企業の業務に対する理解は、社内の人間に比べると十分とはいえず、そこに監査における限界を指摘されますし、また逆に社内で取締役として経験された方が、最後に監査役として就任されるケースもよくあり、その場合は、すでに社内の役員間ので上下関係が、あらかじめわかった状態で(つまりは社長に対する関係)で、進言、苦言を呈すというのは、これまた難しい、といわれます。

また、一方で、取締役に比べるとずいぶん地味なイメージがつきまとい、またその監査業務そのものがを十分に理解されていないこともあって、重要性を認識されていない、ということもあります。

いずれにせよ、企業が明らかに誤った方向、また違法行為に手を染めないよう防止する役割は、ビジネスが複雑になるにつれ、その重要性は増します。少しでも多くの方に、今の監査役の重要性が理解されればと切に考えます。