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2009/07/10

株式の持ち合い 法人資本主義

先日、上場企業の社外役員で集まるコーポレートガバナンスに

関する勉強会に参加した際、日本企業の株式の持ち合いに関する

議論に及びました。

 

その際、「こういうことを研究している論文は見たことないのだが・・」

という発言があったので、私が、学生時代に読んだ本に、日本企業の

株式持合いに関する本を読んだことがある、との話をしたら

「じゃあ、あなた次回発表してほしい」と言われてしまいました。(汗)

慌てて、家の本棚探しました・・・。ありました!

奥村宏 著作の「法人資本主義」 91年に書かれたものです。

参考までに写真も。

 

でも、内容については、もうすっかり忘れてしまっているので

再度、学生時代に戻って読んでおります。

日本企業の株式持合いの歴史とその当時の、企業の思惑と

それによって起きた弊害について、書かれています。

ちょっと前に、不景気に陥ったときに、その持合いが解消

されていく状況でしたが、ここにきてまた、株式の持ち合いが

クローズアップされています。

 

普段、目先の事業を追いかけているので、長いスパンで

見る余裕すらないのですが、再度勉強してみます。

法人資本主義.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IPO M&A ベンチャー コンサルティング アイ・コーリング

2009/01/29

東証のコーポレートガバナンス白書

1月の20日に東証より、コーポレートガバナンスに関する白書が

でています。

http://www.tse.or.jp/rules/cg/white-paper/index.html

このうち、社外取締役に関する統計データもかなりでておりましたが

新興市場での上場企業の方が、社外取締役を積極的に取り入れているという

データがでておりました。

また全体としても、その社外取締役を受け入れる傾向が、少しずつ増えている傾向

にあるようです。

 

また、その実現のための内部統制は、どの企業も手こずっていて、企業には

相当な負担になっている状況です。

業務の効率性と適格性の確保、といいつつ、その作業は企業にとって、ずいぶんな

非効率をもたらしている部分が相当にあると思われます。

いたずらに監査法人が、儲かっていく縮図だけが確立されていきそうで・・・。

(もちろん監査法人にも負担であとうと思いますが。そういった意味では、

すべての関係者が疲弊してしまっている・・・)

一体、誰のためにやっているのか、非常に悩んでしまいます。

 

食事をしながら、監査法人の元代表の方が、まったくナンセンス、とこぼしていたのを

思い出しました。

 

 

2008/05/09

新興株式市場に上場する企業のガバナンス

とりわけオーナー企業が上場する時、その瞬間からパブリックになるというのに、ほとんどガバナンスが効いていない、との指摘がある。これは金融庁が指摘すべきことか、それとも東証が指導すべきことなのか、いずれにせよ、そこに対する何の処置もされていない。

オーナー企業に対するガバンナンスは、よく考えるべきだ。