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2008/02/29
監査役(監査役会)
上場企業の監査役を兼務している関係上(大会社かつ委員会を設置していない)、監査役会に当然ながら出席します。
監査役も以前に比べると、責任も重くなっており、その役割はますます重要になってきています。企業の不祥事を防止するという意味において、特に昨今、重要な役割を担っている、といえます。
しかし一方で十分に機能をしていないという指摘もあります。
本来監査役は、取締役の業務遂行にあたり違法行為に対して防止する、という責任があります。しかしながら、社外監査役の場合ですと、企業の業務に対する理解は、社内の人間に比べると十分とはいえず、そこに監査における限界を指摘されますし、また逆に社内で取締役として経験された方が、最後に監査役として就任されるケースもよくあり、その場合は、すでに社内の役員間ので上下関係が、あらかじめわかった状態で(つまりは社長に対する関係)で、進言、苦言を呈すというのは、これまた難しい、といわれます。
また、一方で、取締役に比べるとずいぶん地味なイメージがつきまとい、またその監査業務そのものがを十分に理解されていないこともあって、重要性を認識されていない、ということもあります。
いずれにせよ、企業が明らかに誤った方向、また違法行為に手を染めないよう防止する役割は、ビジネスが複雑になるにつれ、その重要性は増します。少しでも多くの方に、今の監査役の重要性が理解されればと切に考えます。
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