2009年7月
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ビジネスデューディリージェンスの重要性
投資にせよ、企業の買収にせよ、とかく企業の財務諸表を中心に、企業を判断することが多いですが、企業の姿を判断するに、その企業が行っている事業そのものの将来性、あるいは、それをささえる企業カルチャーといった一見、目に見えないものを見落としがちのような気がします。
以前、投資会社にいたときは、年に延べ百社以上の企業をみていくと、だんだん、企業の数値を見る前に、その会社の企業体質というか、カルチャーすら、うっすらであるけれども、よく見えた気がします。極端にいうと、会社の玄関たってすぐ、「この会社、続くかな?」と直感的に疑問を抱いた企業が半年後につぶれた、なんてこともありました。それは極端ですが、どんなに門構えが良くても、逆に分相応でなかったりすると、無理して上昇させた数値を見せ、実は強引な販売を行っていたり、上っ面を良く見せようとしていて、業者に無理なお願いしていたりと、うそではないが結果である数値のプロセスに問題あり、なんてこともよくあることではないでしょうか?
実際、事業会社へ入ったときに、そんな面も垣間見たので、それゆえ、単なる結果としての数値が良くても、必ずしもそれが全てとは言いがたいものがあります。
本当は、起業されてその後成功された経営者が、今度は、投資家に回って、次の新しい企業を見て投資するという構造があると(米国はそれに近い)、もっと効率よい投資ができるのかもしれません。少なくとも事業を起したことのある方々が投資事業を行えば、少なくとも実際の実務の流れが、おおよそわかるので、現場を降りてみると、その企業の管理の現状がもっと鮮明に把握できるのは、と思います。
それゆえ、企業を数値で見ることも大変重要ですが、同時にビジネスそのものを体得されてきた方々で、企業を見ることの重要性も忘れてはならないと思います。
ですから我々の会社は、すでに事業会社において、実績を上げられた方にもアドバイザリーとして加わっていただき、企業を数値以外のところにおいても、十分に理解して判断する機能を持っているつもりです。
「バットを振ったことのない人に野球を教えてもらいますか?」評論家に野球を教えてもらっても、無理ですよね。やはり実践で活躍された方の意見というのは、非常に説得力があるし、また当然ながら実際的な知恵の宝庫ゆえ、もしその振り方のどこに問題があるのか、結果としての打率を見る前に、そこを適格に指摘、アドバイスできるって、重要ではないでしょうか?
ビジネスデューディリージェンス、というとお堅い言葉ですが、我々はその機能を大事にしていきたい、と考えています。
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