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2010/04/14

華僑の友人の話

私の知人というか友人の華僑の方がいます。

彼は、シンガポール時代に政府系投資会社で

合計すると企業に500億円以上投資したそうです。

その後、事業会社の社長を数社経験し、今はコンサル会社を

日本人と共同でやっています。確か40歳。

その彼が、その昔、日本のVCの現状と題して、友人に頼まれて

日本のVCさんを前に講演したそうです。

友人の頼みだったから、言いたい放題言ったら、そのあと、「なんて講演したんだ!」と

大目玉をくらったらしい。

「日本のVCはリスクを取らん」「経営者目線には、絶対なれない人たち」

「本当のプロがいない」などなど、言ったらしい・・・。まあ・・・そりゃ怒りますわ。(笑)

でも、当たらずも遠からず。

僕自身思うのは、キャピタリストさんは、一度ご自身で独立されるといいと

思っています。事業をやってもよし、コンサルしてもよし。ご自身が経営を

体験しないと意味がない、と思うのです。もし投資をするなら、当然自腹で

投資して、リスクとは何かを本当に体感すべきです。そして失敗を経験する。

人の金だと絶対に実感がわきません。まずは自分が経営を実感するのです。

その経験がほぼ0ゆえに、経営者と本当の信頼関係が築けない、

これが実情ではないかと思うのです。

片や、人生をかけている人と、片や明日の昇進、給与を

気にしている人では、そもそも話が合うはずもないわけで・・・。

 

かく言う私も、VCを辞めて事業会社に転職して、見積書とか伝票とか、

その他契約書の類を自分で作って、その時、モノの動きとか

お金の動きを学びました。本当は逆だと思います。事業が

分かった人が、企業の事業に対する投資を行うべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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