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2010/04/12

ファイナンスはビジョン、戦略の下にある

よく上場を目的にする企業があります。

うちはそうじゃない、といっても意外にその傾向が強いものです。

なぜなら、上場直前など、その基準をクリアにするために

必死にもがきまくり、そして達成とともに、気が緩み、業績が悪化し、

株価が一気に下がっていく。こんな会社はごまんとあったはずであります。

もしその先の将来を明確に示しているのなら、こんなことにはならないかも

しれません。

上場はその企業ビジョン、戦略の1通過点にしかすぎません。

上場そのもの(資金調達=ファイナンス)が、企業ビジョン(目的)の上にくることはありません。

 

「技術は常に目的の下にある。」こういったのは、本田宗一郎です。

お客様のために、社会のためにどのような車を作るべきか、それが最初にあって

その目的の達成のために、技術はある、技術至上主義に陥ったら

企業は終わりだ、とそう説いたのです。

 

私はファイナンスが専門ですが、本筋を履き違えてはいけないと

思っております。

 

昨日は、ある社長と話をしながら、そんなことを思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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