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2009/06/12

中国、韓国、そして日本

今、私が携わっているベンチャー企業は、3種類に分かれます。

中国資本企業、韓国資本企業、そして日本企業です。

何の因縁かわかりませんが、私の中では、アジア三昧です。

中国、韓国、日本の経営者と接する日々というのは、日本という

国、人、文化を冷静に見ることができます。

と同時に、同じベンチャーというフィールドで、経営者の考え方に当然ながら違いを

感じます。

ハングリー精神という意味では、もっとも見劣りするのは、日本でしょう。

中国は、今、成長の勢いそのままですが、弱肉強食の世界、蹴落とさなければ

生きていけません。だから、貧富の差が激しい、日本のそれとは比べ物になりません。

韓国は、そもそも若いころに兵役の義務があります。

人間の極限状態を体験している人たちです。私のもっとも親しい韓国人経営者は

普段の会話の中で、よく「戦闘力」という言葉を使います。ビジネスは・・・戦争です

少し余談ですが、その昔、ベトナム人の経営者とも交流があって、彼はいわゆる

ベトナム難民でした。命からがら、日本へボートひとつでたどり着きました。

彼の座右の銘は、「捨て身」です。

 

生まれてから、日に3度3度のご飯が食べられる状況で、ほぼ不自由なく育った日本人は

もっとも弱〃しく見えます。今、草食系男子、という言葉がはやっていますが、大丈夫でしょうか?

 

また、経営者としての姿勢に決定的に違うものが、あります。

それは、中国、韓国の経営者は、明らかに考え方、行動がすでにワールドワイドです。

ビジネスのためなら、そもそも国境を越えることに何の抵抗もありません。

私がお付き合いしている、中国、韓国の、しかも、ベンチャー企業の社長は

いつもアジアの国々を、いつもぐるぐる飛びまわっています。

でも、日本では、そのような話は聞きません。それは大企業のお話です。

また、当然ですが、あちこち飛び回っているので、中国人・韓国人経営者は少なくとも、

バイリンガル、または、トリリンガルです。母国語、日本語、英語または他の外国語が話せます。

 

そのうち、日本人は、顎で使われるのでは?雇われるのもいいですが、

我こそは!という気概で、日本だけでなく、世界を席巻してやる!という

起業家が、どんどんでてこない、と雇われることに慣れた日本人は、

本当に顎で使われますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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