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2008/12/13

不況な今こそ

不況な今こそ、努力のしがいがある時。

人と同じことしたって、勝てるわけがない。仕事の中でもひと工夫でも、ふた工夫でも

すればよいのだ。

この時期の過ごし方で、きっと未来が変わる。そう思うのです。

 

みんながそこそこ景気が良かったころ、私は、ある意味どん底におりました。

どん底というのは、本当に生活ができない状況にまで追い込まれた、ということです。

食べるお金なくなるし、借入増えて、首が回らないとかでなく、いっそのこと首絞めたろうか

という状況でした。

しかし、すべての事業の失敗の原因は自分であり、誰も責めることもできず、でも同時に、その後も

びくびくしながらも仕事を続け、それでもなんだかんだ地味にやっていけるようになって、

その時、「あー人間って、自分の意思でナイフを胸に刺さない限り、死なない!」と思いました。

「そう簡単に死なんな」と。

そこから、少し吹っ切れたというか、仕事で少々の難があっても、「これを超えると宝の山が待ってい

る」と確信もって思えるようになりました。

 

恐らく、一代で大企業に育てた企業のオーナーって、この1000倍以上の修羅場をくぐって

きたのだ、だからこそ、その対価を手に入れているのかな、と思うようになりました。

それは、単に金銭だけでなく、人を見る目、時代の先を見通す目、つまり目に見えない莫大な

財産を手に入れているようか気がします。

 

そつなく仕事こなしたって、大したリターンなんか来るわけがない。むしろ、ピンチに立ち向かい、

時に、自分で腹決めて、リスクとらなきゃ、そりゃ、リターンなんか入ってくるはずがない。

今の時代、内定取り消しとか、有無言わさず首にさせる企業も多いけど、

そもそも、そんな会社を選んだのは、誰だろう?言葉足らずで乱暴な意見ですが、

人のせいにしている限り、何かにすがっている限り、リターンもないし、その人なりの

成功ってできないんではないか、と思うのです。

 

企業の経営者もそれは一緒だと思います。恐らく一流の経営者は、景気が好かろう悪かろうが

関係なく、粛々と前進するための方策を、頭が引きちぎれるほど考え、行動してきたのでは

ないでしょうか。

 

先ほど、私がにっちもさっちもいかなくなった時に、スポンサーでもあった上場企業の

社長が、「洲崎、もっと苦しめ、そしたらいっぱしの経営者になれるぞ」と、言われました。

その時は、一瞬殺意を覚えましたが(笑)、今思えば、社長が言いたかったのは、こういうことか

と思えるようになりました。

私は世の経営者の足もとにも及びませんが、修羅場くぐると、やはり人って強くなる!って

確信はあります。だから、今の時代は、驕ることなく、恐るに足らずの精神で、立ち向かって

生きたい、と思います。

 

 

 

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