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2008/09/03
ファミリー企業とコーポレートガバナンス
先月29日の日経新聞にファミリー企業(オーナー企業)のビジネスは、経済を支えており、決して
時代遅れでない、また、経済の効率性や長期経営などの優位性もも、従来の一般企業に比べ優れ
ているというもの。
私も勤務していた時代、3社全てファミリー(オーナー)企業でしたし、今もお客様になる企業の多くは
ファミリー企業です。
確かにそのリーダーシップ、決断力、スピードは、恐らく雇われ経営者に比べると格段に違います。
その意味では、優位性というものはごくごく自然なこと、だと思われます。
一方、暴走しやすく、「お殿様、ご乱心を・・・」的な存在がいないと、企業があらぬ方向に行くのもま
た事実。
そのため、コーポレートガバナンスの効かないファミリー企業は、上場すべきでない、という議論も
あります。実際、私が所属している社外取締役ネットワークでの分科会において、そのような議論を
今行っている最中です。
しかし、新しいビジネスの創出、起業家の創出は、このファミリービジネスから生まれてくるゆえに
この芽は絶やすべきでなく、もっと見直して良いのではないか、と思います。上場禁止は、若干極端
な議論かと思います。上場時のシェアに規制をすべきか、その辺に議論が残るのかと思います。
もっとも、私、そういう企業しかいなかったせいもあり、いろいろと擁護したくなります・・・・。
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